キルギス共和国日本人材開発センター

キルギス共和国日本人材開発センター（略称：KRJC）は、日本とキルギスの相互理解と友好の促進、およびキルギスのビジネス人材育成を目的に、1995年に両国政府の合意に基づき、首都ビシュケクに設立されました。以来、ビジネスコース、日本語教育、相互交流活動を柱として運営しています。国際協力機構（JICA）が2003年から主にビジネス分野を、また国際交流基金が2013年から主に日本語教育活動を支援しています。
それらの活動を通じ、KRJCでは、これまで16,500人のビジネス分野の参加者、5,800人の日本語コース修了生、そして14万人を超える日本文化や相互交流活動の参加者を擁しています。これらの人々は、キルギスの様々な分野で活躍されており、また、両国間の親交の貴重な財産でもあります。
KRJCは、2020年から、「日本とキルギスの幅広い組織や人々の交流を促進するプラットフォーム機能の強化」を新たな組織目標に据え、様々な分野における相互交流の支援に取り組んでいます。

キルギス人は、日本人と顔立ちが大変よく似ており、「かつて日本人とキルギス人は兄弟で、魚好きが東に行って日本人になり、肉好きが西に行ってキルギス人となった」という伝説を多くの方が信じている大の親日国です。ユーラシア大陸のほぼ中央、天山山脈の麓に広がる地に住む人々は、古代からソビエト時代を超えて雄大な自然を逞しく生き抜いた遊牧民の末裔で、現在でも互いの思いやりに満ちた遊牧民文化が息づいています。この自然豊かで、心暖かい人々が住むキルギスと日本とを様々な面で結びつけ、互いの絆を強くしていくことは、KRJCの運営にかかわる全員の想いでもあります。
日本の企業、教育機関、自治体、NPOの方々等、キルギスとの交流に関するご関心、ご相談、ご要望等ございましたら、どうぞお気軽にKRJCまでご連絡ください。