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キルギス日本センター（KRJC）は、2021年7月に、キルギス企業のトップマネジメントを対象に、日本企業とのビジネスリンケージ強化を目的の一つに掲げた『経営塾』を開講しました。
これまで2期の経営塾を実施しており、26社28名の経営者が参加し、日本企業との間で28件の交流協定、及び７件の契約が締結されました。KRJCは、1995年の設立以来、ビジネス分野を活動の柱の一つと位置付けてきましたが、これまでキルギス企業と日本企業の具体的な繋がりの創出には至りませんでした。しかし、KRJCでは、2020年にその組織目標を「キルギス・日本の様々な組織・人々を互恵的に繋ぐプラットフォーム」に設定し、その推進の主要戦略の一つとして、経営塾を通じたリンケージを力強く推進し、上述の成果の創出に至っています。
経営塾の卒業生の間で、経営塾の活動を卒業とともに終了するのではなく、卒業生自身の自助努力により持続・発展したいという機運が高まったことから、2023年4月に第１期と第２期の卒業生有志による準備委員会が立ち上がりました。準備委員会は、KRJCの支援を得ながら同窓会の方向性や活動内容、定款の検討を進め、2023年6月21日に公共団体「経営塾卒業生組織」として正式にキルギスの法務局への登記が完了しました。
経営塾卒業生組織への加入は卒業生による任意加入となっています。この組織は登記を行うことで年会費や参加費等を徴収し、経済的にも独立して活動を行うことが可能となっています。
組織の目的は、会員と日本の企業の間、および会員間のビジネスクラスターの形成、日本式経営の普及によるキルギス経済の発展への貢献です。
当面の活動として、会員や経営塾第３期の日本とのビジネスマッチングの支援、キルギスで実施予定のKRJC主催ビジネスフェア“ジャパンフェスト ”への協力、日本側の受け皿となる組織の設立等となっています。役員は準備委員がそのまま移行し、2023年7月に会の設立を祝う催しが開催されました。今後、会員の募集や予定している各種活動や第1回総会の実施などの活動が行われる予定です。
KRJCとしても、日本とキルギスのビジネスネットワークの自律的、継続的な発展に向け、同窓会組織の支援を実施してまいります。
