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キルギス共和国の概要

キルギス共和国の概要

キルギス共和国は、中央アジアのほぼ中心に位置する国です。 中央アジアの国としては珍しく山が多い国で、国を横断する天山山脈には7000mを超える山々がそびえ立っています。雪解け水が豊富なこともあり山や街には緑があふれ、その豊かな気候風土から「中央アジアのスイス」とも呼ばれています。
キルギスの地は古くはシルクロードの要衝として栄え、東西の文化が入り混じる独特の文化が作られました。国内の遺跡からは仏教寺院やキリスト教の教会、モスクの跡などが見つかっており、当時の文化交流を物語っています。

キルギス共和国の沿革
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  • 16世紀頃〜

    キルギス人が今のキルギスの地に住み始める

  • 1876年

    ロシア帝国に併合

  • 1936年

    キルギス・ソビエト社会主義共和国となってソ連を形成

  • 1991年

    キルギスタン共和国として独立宣言

  • 1993年

    新憲法下で現国名(キルギス共和国)に改称

  • 面積
    19万8,500㎢(日本の約半分)
  • 人口
    約660万人
  • 首都
    ビシュケク
  • 言語
    国語:キルギス語、公用語:ロシア語
  • 気候
    一年を通して乾燥している。夏の平均気温は30度以上だが、冬は氷点下に達する。一年で晴天の日が300日以上あり、降雨は少ない。
  • 民族
    キルギス人(約70%)、ウズベク人(約15%)、ロシア人(約5%)
  • アラアルチャ国立公園

    アラアルチャ国立公園

    緑と水に溢れるキルギス。写真のアラアルチャ国立公園は、首都のビシュケクから1時間もかからない場所にあり、キルギスの雄大な自然を間近に堪能することができます。

  • 日本人によく似たキルギス人

    日本人によく似たキルギス人

    「キルギス人と日本人は昔兄弟であった」という伝説があるぐらい、キルギス人は驚くほど日本人に似ています。人々は人懐っこくお世話好きで、とても親日的です。

  • キルギスの三味線コムズ

    キルギスの三味線コムズ

    キルギスの伝統的な楽器であるコムズ。3本の弦からなる弦楽器で、キルギスの国民的叙事詩「マナス」を題材とした多くの曲が演奏されます。

キルギス共和国の経済
ソビエトからの独立後、いち早く経済面でも民主化を進めたキルギスですが、天山山脈からの豊富な水、豊かな自然に裏付けられるポテンシャルとは裏腹に思うように経済発展が進んでいません。このため、海外に働きに出る方も大変多くなっています。

※金鉱山の生産がGDPの10%弱、有力な製造業がない
※観光産業が成長傾向、GDPの約5%
※GDPの外に海外からの出稼ぎ送金約2500億円が存在

  • 国内総生産(GDP)
    約9000億円
  • 4〜5%程度で推移
    経済成長率
  • 1人当たりGDP
    13万7千円
  • 月給平均
    2万3千円(日本円換算)
  • 主要産業
    農業・畜産業、鉱業
キルギス共和国の教育
ソビエト時代から続く高度な教育制度が残っており、46%の野学生が50程度の高等教育機関(大学等)に進学します。また、識字率はほぼ100%となっています。日本語は、中央アジアで最も人口当たり学習者割合が高く、10の高等教育機関で日本語教育が行われ、「ホテルサービス」や「通訳」などの分野での就業を前提とした日本語教育も始まっています。
国名
識字率
大学進学率
日本99.0%63.2%
タイ93.5%45.9%
ベトナム93.4%28.2%
インドネシア92.8%27.9%
キルギス99.2%45.9%

Activities

KRJCでは設立以来、25年以上にわたってビジネス部門、日本語部門、相互交流部門の三本柱のそれぞれの強みを活かし、キルギス国内に向けた日本のプレゼンスの強化に向けた活動を行ってきました。近年では、日本とキルギスを結ぶプラットフォームとして、これらの三部門が独立した活動を行うだけではなく、それぞれの部門が連携することにより、日本とキルギス双方の様々な組織・人々の多様なニーズに対応したサービスを提供する体制を整えています。
Business
ビジネス部門
ビジネス部門では日本式経営の特色・強みを活かしたキルギスのビジネス人材の育成、日本とキルギスのビジネス交流の推進・支援に取り組んでいます。
卒業生組織    HAJIME Club
Japanese Language /
JF Language Center
日本語部門
日本語部門ではキルギス向けのほか、日本企業のニーズに基づいた日本語教育サービスを運営しています。また、交流イベント、ビデオコンテスト等、日本語に関心を持つ層の拡大に向けた活動にも取り組んでいます。
Mutual Exchange
相互交流部門
相互交流部門ではキルギスに日本文化を広め、日本のプレゼンスを高めるための様々な活動や、日本とキルギスの教育機関や自治体等の交流事業に取り組んでいます。
日本の教育機関の皆様