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2023年11月、キルギス共和国ジャパロフ大統領の訪日が実現しました。この訪日に先立ち、キルギス日本センター(KRJC)は、キルギス政府に密接に働きかけ、二国間の架け橋としてのその存在意義と価値の理解を促進しました。
その一環として、KRJCは、大統領の訪日時のショートビデオの日本語訳を提供しました。このビデオで、岩井淳武共同所長は大統領のナレーションを、グリザット所員はその他の部分のナレーションを担当しています。
大統領訪日時に岸田首相とジャパロフ大統領が締結した「日本国とキルギス共和国との間の新たな時代における友好と包括的パートナーシップに関する共同声明」には、KRJCの名前が明記され、KRJCが力強く推進する活動が3項目にわたり取り上げられました。これらには、高度人材を含む人材育成、教育機関間の交流、学生・若者間の交流の推進が含まれます。
共同声明を受け、キルギス政府が策定した行動計画にも、KRJCの重要な役割が反映されています。2024年1月11日、これらの状況を背景に、エディル・バイサロフ副首相がKRJCを訪問し、センターの活動に対する高い評価と期待を示しました。
KRJCは、ビジネスおよび日本語人材育成に加え、教育分野での協力協定の締結や学生交流プログラムの実施おいて中核的な役割を果たしています。それらの成果には、2年間で25件の教育機関間の交流協定締結、それらを通じた毎年60名を超える日本人学生のキルギス訪問、彼らのキルギス人家庭への毎年1000泊のホームスティプログラム、日本人学生とキルギス人学生の共同フィールドリサーチプログラム、工学系高度人材の日本での就業支援、その他各種の相互留学・訪問プログラムが含まれます。
バイサロフ副首相は、大統領訪日の成果を称賛し、KRJCが推進する人材育成、教育機関間の交流、学生・若者の交流に対する期待を表明しました。このような取り組みは、未来に向け両国の絆をさらに強化していくための、重要なマイルストーンとなります。
KRJCは、従来からの強みである人材育成に加え、近年教育交流、学生・若者間の直接交流においても主導的な役割を担う組織へと進化を遂げており、今後も日本とキルギスのパートナーシップを強化するための中核的プラットフォームとしての活動を続けていきます。今後のKRJCの一層の活躍にご期待ください。