新着情報
KRJCではこれまで、常設コースとして、学生や起業前の方を対象とした2週間のビジネススタート、および経営者や起業家、従業員まで幅広い層をターゲットに、経営管理、生産・品質管理、人的資源管理等実践的な日本的経営のノウハウが学べる3か月のビジネスコース「mini-MBA」を開催してきました。
mini-MBAでは、これまで1500名の修了者を輩出しています。その中には、多数の経営者を含みますが、これらのニーズに対応するより高度な常設コースの検討が課題となっていました。
また、キルギスに関心を寄せる日本企業、およびキルギス側において日本企業とのビジネスが可能な成熟度の高い企業は数少ない状況であり、KRJCの両国関係組織や人々を結び付けるプラットフォーム機能の強化にあたってのボトルネックとなっています。
このような背景を踏まえ、2021年度、KRJCは常設コースの再編、プラットフォーム機能の強化の両面に対応する形で、キルギス経営者のリーダーシップ、管理能力育成講座として、「経営塾」の導入を決定しました。
受講生の募集は日本とのビジネスマッチングの意思を有する経営者のみを対象とし、日本的経営、日本企業の知見の包括的な理解と実践的な実習を柱に据え、習得した内容を経営に直接反映いただくことを目指した構成としています。初回となる今回は、mini-MBA卒業生を中心に13名が参加し、7月5日に開講しました。
コースは受講者の業務状況やコロナ禍の影響に柔軟に対応できるよう、オフライン・オンライン双方での参加が可能で、受講者が講義を聞き逃した場合でも録画によりキャッチアップ可能なハイブリッド形式で実施しています。
今後、1日3時間のコースを2週間開催し、その後、与えられた課題を自社に置き換えて検討するための2週間のインターバルを経て次のモジュールを開始する、という流れを基本に、12月まで6つのモジュールを開催します。コースの終盤では、コロナ禍の状況を注視しながら、日本企業とのマッチングを目指した訪日プログラムを行う予定で、想定する日本企業とのビジネスの内容など受講者への個別のヒアリングを進めています。