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キルギス日本センターでのインターン活動のまとめ記事
March 28, 2024

関西学院大学

総合政策学部国際政策学科3年

樋口 恭香

 

私がKRJCでのインターンに応募したきっかけは、国際協力分野でのキャリア形成に関心をもっており、大学で学ぶ理論だけではなく、実践として開発途上国での実務を経験してみたいという思いからでした。

関西学院大学からの派遣プログラムは、アジア各国、活動内容も多岐にわたるものでしたが、その中でもキルギス共和国、またKRJCを選んだ理由は、自分のコンフォートゾーンを抜け出し、先入観のない未知の国で自分の目で見て、肌で感じてこの国を知りたいと強く思い、中でも関心のあるビジネス・起業家支援分野で働くことができるという点に魅力を感じたからです。

KRJCでは五か月間、ビジネス課にて、セミナーのアシスタント、PRデザイン作成、キルギスで事業を展開したい日本企業に対し、事業立案したり、新規コース立ち上げ、ロシア語資料を同僚に英語に直してもらい、それを日本語に翻訳したりなどのビジネス支援業務と、相互交流課のスタッフと協働し、日本文化イベントの企画・運営・調整など、幅広い業務に携わらせていただきました。

 

大学では1年次にカンボジア学生とのSDGs研修に参加したり、2年時には東ティモールフィールドワークに参加したりと、パンデミックの中でも途上国での業務に関する実践として調査・広報などの経験を積んできたものの、全部オンラインであったため、初めて現地に赴任した直後は車の多さやでこぼことした道などに驚きました。

また、業務に関しては、デスクワークは初めてだったため、最初は何をしたらよいのかわからず、ほかのビジネス課のスタッフは実務経験が長くバリバリと働いているにも関わらず、職務経験がなく、スキルも開発途上である大学生の自分に何ができるだろうか、自分は貢献できているのだろうか、と悩み模索する日々でした。

しかし、初めてのことに戸惑いつつ、周りを頼りつつ、愚直に業務に取り組んでいくうちに、日本語のネイティブスピーカーとして、日本人の学生として、資料の翻訳やSNS広報物の作成、また自分自身の性格上の几帳面さを生かし、プレゼン資料のダブルチェックや簡潔で分かりやすいアプルーバルを作成したりなど、徐々に自分のできること、自分だからこそできることを見つけ、増やしていきました。

特に、KRJCの経営塾というビジネスコースを受講しているキルギスの経営者たちが実際に日本に渡航して日本企業とマッチングする「キルギスmini EXPO」で使用するキルギス側企業の説明プレゼンの作成では、上司から「簡潔で見やすい、手直しがほとんどいらなくてとても助かった。」と言っていただけ、ビジネス課のスタッフの一員として貢献できていることを実感しました。

 


また、日本文化イベントの実施においては、12月のもちつきイベントでは前年の待ち時間が長かったという反省を生かし、待ち時間を使って来場者に絵馬に願いや感想を書いてもらうアイディアを出し、「イベントを開いてくれてありがとう、楽しかった」などの感想に心がほっこりし、ボランティアとしてイベント運営にご協力いただいた青年海外協力隊の方々にも「大規模なイベントにもかかわらず本当に丁寧な仕事ぶりで、動く側として非常にやりやすかった」などのご好評をいただくことができ、本当に嬉しかったです。

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