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キルギス天才日本学校の紹介#1
November 25, 2022
キルギス天才日本学校の紹介#1

 こんにちは。私は今年の9月からキルギス日本人材開発センター(KRJC)でインターン生として活動しています、関西学院大学二年の仲宗根佳南です。私はKRJCでの活動の一環として週に一度、「キルギス天才日本学校」にて日本語クラスのサポートをしています。そして今回は、その学校についてご紹介させていただきます。

 

 キルギス天才日本学校は、キルギスの首都ビシュケクにある日本式教育を取り入れた私立学校です。KRJCのビジネスコースが提供しているMiniMBAコースを卒業した、二人のキルギス人女性経営者によって、2018年に設立されました。保育園から、日本の高校2年生にあたる11年生までを擁しており、現在は約250名の生徒と42名の先生方が在籍しています。

 

 私が初めて天才学校を訪れた際、校舎内の至る所で日本の写真や絵、そして「日本式教育」が取り入れられているのを目にし、凄く感動したのを覚えています。生徒達はみんな、日本語で元気よく「こんにちは」と挨拶をし、日本の雑誌やパンフレットが並ぶ玄関ホールでは、靴箱で靴を室内用のものに履き替えます。日本のほとんどの小学校で行われている、上履きに履き替え、室内を清潔に保つという日本式教育が取り入れられています。

 

 皆さんは、「日本の学校」といえば何を思い浮かべますか?私は、「学校給食」を思い浮かべます。みんなで食べる美味しい給食を毎日楽しみにしていました。そして、ここ天才学校にも学校給食があります。朝ごはん、お昼ごはん、そしておやつが学校の食堂で作られており、学年を問わずみんなで揃って食べます。生徒達は食堂に着くと、まず手を洗ってから、自分のご飯を取りに行きます。メニューは毎日変わり、メインのキルギス料理やロシア料理、そしてスープとパンがあります。そして、生徒達は給食を食べ終えたあと、自分たちが使ったお皿を自分たちで洗い、自分で使ったものは自分で片づけるということを学んでいます。

 

 このように、天才学校の生徒達は、日本式教育が取り入れられた、日本を感じられる校舎の中で、日々学校生活を送っています。そして、遠く離れた国日本へ、沢山の興味関心を持ってくれています。低学年の子供達は私を見ると、「かな~‼かな~‼」とかけ寄って来てハグをしてくれます。私が担当していないクラスの生徒達も、「日本人のせんせいだ!」と言って「こんにちは!」と挨拶してくれます。高学年の生徒達は、休み時間の間も日本語でお話をしてくれます。そして私が日本についてのプレゼンテーションをすると、毎回楽しそうに話を聞き、プレゼンテーションが終わったあとは沢山の質問と感想が飛び交います。

 

 天才学校に通うキルギスの子供達が、この学校で取り入れられている日本式教育や、日本文化が散りばめられた環境から、沢山の学びを得られるよう、短いインターン期間の間で私ができる最大限のサポートができればと思っています。

 

 天才学校では、今回紹介したものの他にも様々な日本式教育が取り入れられていますので、これから随時紹介していきます。またそれと同時に、日本文化と触れ合い、日本語の勉強を頑張る生徒達の姿も伝えることができればと思います。

キルギス天才日本学校の生徒たちと
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