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こんにちは。KRJC学生インターンの仲宗根佳南です。
日本式教育を取り入れたキルギスの私立学校、キルギス天才日本学校の紹介、今回は第4号目になります。今回も、天才学校が取り入れている日本式教育と、そこで学ぶ生徒達の様子を紹介していきます。
多くの日本の学校で放課後に部活動があるように、天才学校でもクラブ活動が行われています。午前中に授業を受けた低学年の生徒達は、給食を食べた後、16:00のおやつの時間までは宿題をしたり、クラブ活動をする時間となっています。クラブ活動は幅広く展開されており、囲碁、将棋、チェス、コンピューター、ロボティクス、そろばん、コムズ(キルギスの伝統楽器)、サッカー、そして空手クラブがあります。また、クラブとは少し異なりますが、日本のアニメや映画を見て、楽しく日本語を学ぶクラスも午後に開講されており、授業以外でも日本文化に触れる機会が用意されています。
今週の天才学校への訪問日には、低学年のクラスで、クリスマスとお正月に関する折り紙を折りました。学年に合わせて折り紙の難易度を変えて、サンタさんやクリスマスツリーを作ったのですが、子供達はみんなお互いに教え合ったりしながら上手に完成させていました。「かなせんせいみてー!」「できたー!」「できない~たすけて~~!」「これであってる~??」と、みんな楽しみながら取り組んでいました。出来上がったサンタさんの折り紙に絵を描くときも、自分でひげを付け加えたり、ひげとなる部分の紙をめくってその下に口を描いたり、子供達ひとりひとりの個性が光る折り紙が出来上がりました。
午後の高学年のクラスでは、来週の学芸会で踊るエイサー(沖縄の伝統芸能)で使う太鼓とバチを手作りしました。段ボールを切って重ねて、テープで巻いて、役割分担をしながら進めました。作業の途中で、「手伝います!!」といって作業に加わってくれた他のクラスの生徒達もいて、帰る時も「また手伝いに来ますから!!」と言ってくれました。天才学校には優しい生徒達が沢山います。
来週は学芸会本番です。低学年も高学年も、本番に向けてそれぞれの歌やダンスの練習を頑張ってきました。そんな彼らならきっと、お父さんお母さんが見に来る本番も、日頃の練習の成果を発揮して最高のパフォーマンスができると思っています。そして私も、彼らのかわいい姿を見るのをとても楽しみにしています。