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欧州復興開発銀行との連携セミナーを開催しました(キルギス日本センター)
キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)は、2023年5月12日に、欧州復興開発銀行(EBRD)から受託した“Doing Business with Japan” セミナーを開催しました。
これはKRJCが国際機関や他国ドナーから受注を受けた初めてのケースであり、2022年度のKRJCにおける日・キ間ビジネスマッチングの大きな進展と成果を背景に実現したものです。
KRJCは、2021年度からキルギス企業のトップマネジメントのみを対象とした6カ月間のビジネスコース、『経営塾』を開始しました。2022年度には、経営塾の第1回と第2回合計28名の参加者に対する訪日研修を行い、各種マッチング活動を通じて28件の日本企業との交流協定が締結されました。更に、その中から現時点で7件の契約締結が成立し、具体的なビジネスにつながっています。
EBRDは、2023年5月20~28日に、キルギスのリサイクル業者12名を対象とした訪日プログラムを計画しています。その渡航前研修として、上記のビジネス分野でのプラットフォーム機能とその成果に着目し、KRJCに相談が寄せられたものです。
セミナーではKRJC田中真也ビジネス交流専門家が講師となり、3時間にわたって日本のビジネス文化やビジネスマナー、その背景事情や歴史、商談で使える簡単な日本語についての説明と実習を行いました。また、予定されていた講義の内容に加えて、日本企業向けのキルギスのお土産や商談用の服を購入できる店舗など、身近なトピックについても活発な質問や意見交換が行われました。
KRJCでは、ビジネス分野でのレギュラーコースに加え、キルギスの企業や日本の公的機関、自治体、企業などへのアドホックなコンサルティングや受託業務を通じて、収入源の多角化に取り組んでいます。その一環として、今回、初となる国際機関からの受注を通じた連携事業と新たな収入源の開拓に成功しました。
今後もKRJCでは、収入の多角化と日本とキルギスを結ぶプラットフォーム機能の強化の一環として、国際機関や他国ドナーへの積極的な営業活動を行い、連携事業の展開を目指します。