新着情報
2022年9月21日に、キルギス日本センター（KRJC）と関西学院大学の連携協定に基づくインターン生、仲宗根佳南さんが着任しました。関西学院大学からは2代目のインターンで、来年2月まで5か月間に亘り、KRJCで活動いただきます。
仲宗根さんは、関西学院大学国際学部の2年生。高校時代に交換留学生として学んだアメリカの高校で、何人もの難民の学生と出会ったことをきっかけとして、その背景にある開発途上国の抱える問題と、そこにアプローチする国際協力の世界に関心を持ちました。そして今回、未知なる国キルギス、KRJCでのインターンを第一志望に掲げて着任、活動を展開いただいています。
仲宗根さんには、KRJCにおいて主に相互交流部門を支援いただきます。また、KRJCと同じ建物に位置するキルギス国立総合大学付属高校の日本語コース、及びKRJCのビジネスコース卒業生が2019年に創立した、日本語・日本式教育を導入したキルギス天才日本学校で、日本語授業の補助や、特技のそろばん、茶道、そして自身の地元沖縄伝統芸能のエイサーなども通じた日本文化紹介活動に携わっていただきます。
学生たちと年齢の近い仲宗根さんは、両校の生徒達にも大人気で、沢山の生徒たちが訪問日を楽しみにしています。また、若い感性を活かして、KRJCがカザフスタン日本センター、モンゴル日本センターと11月に共催する「内陸アジア遊牧圏日本センター合同事業 日本留学後の高度人材就職セミナー」の4ヶ国の広報で用いるポスターデザインにも貢献していただきました。
これから、KRJCや学校での活動を通じて、苦労や困難にも直面すると思いますが、それらと表裏にある異文化の只中での日本センターの、そして国際協力の現場の醍醐味やダイナミズム、楽しさ等の一端を実体験いただければと思います。
キルギスは寒い季節を迎えていますが、仲宗根さんはそのエネルギーと活動に向けた想いで、あたたかな風を運んでくれています。悠久の天山山脈の麓で過ごす時間が、キルギスの人々との絆を育み、そして将来の夢に向けての新たな気付や、原体験を得るきっかけとなることを願っています。
