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2022年10月26日、キルギス国立総合大学（KNU）と、九州英数学館国際言語学院の間で、オンラインによる協定調印式が行われました。
キルギス日本センター（KRJC）では、2020年から、カザフスタン日本センターと協力し、「カザフスタン・キルギス共和国合同オンライン日本留学フェア」を開催しています。この留学フェアのフォローアップの一環として、日本の参加校とカザフスタン・キルギス両国の高等教育機関との各種情報・意見交換や、連携関係構築の可能性を検討するための個別オンライン面談の設定支援も展開しています。この2年間で、延べ16の参加校に本サービスを利用いただきました。九州英数学館にもご活用いただき、そこから本日の調印式へと発展したものです。
キルギス日本センターの位置するKNU7号館には、KNU付属高校（ギムネジアム）が入っており、日本語コースが設置され、学生達から日本への留学希望が寄せられています。他方、キルギスの初・中等教育は11年制であり、中等教育卒業後日本の大学に留学するためには、1年間のアカデミックイヤーのギャップを埋める必要があります。同時に、日本語能力を向上し、大学入学に向けた日本留学試験（EJU）に備えるためには、そのための資格を有する日本語学校に留学することが大きな選択肢となります。また、KNUの東洋学部日本語学科で学ぶ学生が日本の大学に留学する場合も、まず日本語学校を経由することが選択肢としてあります。
上記を踏まえ、KRJCでは、今年1月以来、KNU、九州英数学館の相互利益となる協力内容構築の支援に努めてまいりました。新型コロナウイルスの影響による一時的な交渉中断期間を経て、本日の署名式に至ったものです。
調印式には、KNUトロベック学長、九州英数学館中村悦子学長代理及び両校関係者、KRJCからアジモフ・アルマズベック、及び岩井淳武の両共同所長が参加。両校から、協定締結への歓迎の意が示されるとともに、KRJCに対して、これまでの関係構築支援への感謝が伝えられました。また、調印式には、KNU東洋学部日本語専攻、及び同付属高校日本語コースの学生計24名も参加し、署名式後には、九州英数学館で日本語を学んでいる各国からの留学生との交流会が行われました。
KRJCでは、今後も、日本とキルギスの様々な組織・人々を結ぶプラットフォームとして、各種の取り組みを推進して参ります。
