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こんにちは、キルギス日本センター(KRJC)でインターンシップをしている、神戸市外国語大学のまりこです!
2024年3月1日にキルギスに来てから今まで約11か月間、相互交流部門という部門でインターンをしながら、キルギス国立大学のロシア語の授業を受けたり、ホームステイをしたり、国内や国外を旅行したりと、充実した日々を過ごしています!
👇キルギスで初乗馬、山を上りました。頂上から
キルギスに来たきっかけですが、私は大学でロシア語を専攻しています。入学直前にウクライナ侵攻のこともあり、ロシア以外のロシア語圏で留学をしようと考えていました。初めは他の国に半年くらい行けたらいいなと思っていましたが、2023年の11月に学科の先生にKRJCでのインターンを紹介していただきました。業務内容が興味のある分野だったので、すぐにキルギスに来ることを決めました。元はインターンの期間は2024年8月末までの半年間でしたが、3月にキルギスに来て一か月過ごすうちに、この国に一年間住んでみたいと思うようになりました。そこで大学とKRJCにインターンの延長を願い出て、更に半年間インターンの期間を伸ばしていただきました。
👇キルギスに来た日、キルギスの象徴であるユキヒョウの銅像と
この記事では、私がKRJCのインターンとして何をしているのかを、キルギスで過ごしたこの11か月間と共に数回にわたり振り返ります!
まず、主な業務の一つに、【キルギス人に日本語を教える】というものがあります。具体的には、キルギスの大学や高校、私立の小中高一貫校などの日本語の授業にネイティブスピーカーとして出向き、現地の先生のお手伝いをしたり、一つの授業を持ち文法を教えたり、日本文化や日本の生活をプレゼンなどで伝えたりをします。日本文化に触れてもらうために、授業で折紙を一緒に折ったり、書道の授業を取り入れることもあります。私は大学で教職課程を履修しており、学生のうちに言語学習を手伝うという経験はとても貴重なものだと思い、興味を持ちインターンを決めました。
👇書道の特別教室
学生たちは自らの興味で日本語学習を選んでくれる子が多く、日本文化などの紹介をするときはとても楽しそうに聞いてくれるのでこちらもやりやすいですが、文法学習のお手伝いはとても難しいです。日本語は複雑な言語ですが、私たち日本人はそれを当たり前のように使います。日本語学習者に教えるときには、その複雑さを簡単な言葉に直して、綺麗な日本語を話しながら、または自分の拙いロシア語を使って説明しなければいけません。また、日本とキルギスの学校制度の違いやそれに伴う態度の違いには悩まされます。学生たちが私が説明した文法を理解し、練習問題が解けたり自分で応用して会話をしてくれたときにはやりがいを感じます。日本にいてもどこかに留学してもなかなかできない経験ですので、たくさん学ぶことがありますし、回を重ねて教え方や伝え方を改善することにも楽しさを覚えます。
キルギスの日本語を教える学校と関わる中で、ひとつ貴重な体験をしました。それは、キルギスの学校の卒業式を体験したことです。日本語学習を取り入れている小中高一貫校で日本語を教えていましたが、その卒業式で卒業式に学生たちと出し物をしてほしいと頼まれました。キルギスの卒業式は日本のように体育館に整列して卒業証書を受け取り、式辞などを聞くのではなく、卒業生や在校生、更には先生や保護者までもが歌やダンス、朗読などをするパーティーのようなものです。私は日本舞踊の経験があったため、有志の卒業生を集めて踊りを練習し、出し物の一つとして踊りを披露しました! 先生方、保護者の方も喜んでくださり、自分なりの形で日本文化をキルギスの人に伝えることもできました。
👇キルギスの学校の卒業式で日本舞踊を披露
他には、【KRJC主催イベントの企画・準備・運営など】という業務があります。これについては次の記事で詳しく紹介します!
お読みいただきありがとうございました!