新着情報

ニュース
キルギス天才日本学校の紹介#3
December 9, 2022
キルギス天才日本学校の紹介#3

 こんにちは。KRJC学生インターンの仲宗根佳南です。

 日本式教育を取り入れたキルギスの私立学校、キルギス天才日本学校の紹介、今回は第3号目になります。今回も、天才学校が取り入れている日本式教育と、そこで学ぶ生徒達の様子を紹介していきます。

 

 天才学校の日本語クラスでは、授業が始まる前に日本語で号令をします。先生が「今日は誰が号令しますか?」と聞くと、「私がやりたい!」とたくさんの手が挙がります。先生にあてられた生徒が前に出てきて、「起立!」「礼」『おはようございます』「着席!」の号令をします。

 また、天才学校ではインクルーシブ教育も取り入れられています。キルギスでは、障害を持つ子供達は、特別支援学校に行ったり、家で勉強をしたりする場合がほとんどだそうです。しかし、天才学校では、創設者のお二人が実際に日本の学校の視察に行った際に、日本の学校のインクルーシブ教育に感銘を受けたことで、インクルーシブ教育が取り入れているのだそうです。

 

 

 さて、前回の記事では、午前中に担当する低学年クラスの様子を紹介しました。今回は、午後に担当する高学年クラスの生徒達の様子を紹介したいと思います。

 高学年クラスは、9.10.11年生(日本の中学3年生と高校1,2年生)12名の合同クラスです。生徒たちは、低学年の子供達よりも授業中のノートを取る姿勢が真剣です。授業で新しく習った言葉はもちろんのこと、私の話の中に出てきた些細な言葉でも、知らない言葉や気になる言葉があればすぐに意味を確認してノートに書き留めます。

 また、彼らは先週末にJLPT日本語能力試験を受験しましたが、その試験に向けて自宅でも試験対策の勉強に励んでいました。授業の合間の休み時間には、練習してきた漢字のノートを見せて、色んな質問をしてくれます。彼らの質問は「なるほど!これは難しいよね!」と思うものもあれば、「なにそれ私もわからない!」となる質問もあります。最近生徒の一人から聞かれた質問は、「夜と晩の違いはなんですか?」でした。日本語勉強熱心な彼らから、私も多くのことを学んでいます。

 勉強熱心な彼らですが、休み時間に、「今からかな先生をイライラさせることをします!」と宣言して、黒板にひらがなを反対の書き順で書き、「どうですか!!!!」とキラキラした目で見てきます。また、低学年の子供達向けのようかい体操も真剣に踊ってくれます。今週の天才学校の訪問日では、休み時間に似顔絵を描いてくれました。かわいく描いてねと伝えたのですが、謎の筋肉をつけられたりもしました。

 

 天才学校では、12月の下旬にお正月のイベントが開催される予定です。日本の学校の「学芸会」のようなイベントで、生徒達は歌や踊りを一生懸命練習しています。次回も、天才学校とその生徒達の様子をお伝えしたいと思います。 

新着情報一覧 arrow icon