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こんにちは。キルギス日本センター(KRJC)学生インターンの仲宗根佳南です。
日本式教育を取り入れたキルギスの私立学校「キルギス天才日本学校」。紹介記事第5号となる今回は、2022年天才学校最後の登校日に行われた、学芸会の様子をお伝えします。
学芸会は低学年クラスと高学年クラスで、二日間に分けて行われました。生徒達はみんな本番に向けて、二か月程前から歌やダンスの練習を頑張ってきました。
私が担当している低学年のクラスは、「クリスマスのうたが聞こえてくるよ」と「パプリカ」のお歌とダンスを披露しました。下の写真は、歌詞カードを見ながらみんなで「パプリカ」のお歌の練習をしている様子です。私が最初に1フレーズ歌って、子供達がそれに続きます。難しいリズムの部分は何回も練習しました。
私は高学年クラスの発表日のみ参加だったため、残念ながら低学年クラスの子供達の発表を直接見ることはできませんでした。それでも、先生方から、子供達がとても上手に発表したことを聞き、これまでの練習の成果が発揮できたのだと、凄く嬉しかったです。
私が参加した高学年クラスの本番当日は、下の学年から順番に発表し、途中途中に、生徒達が楽しめるレクリエーションもプログラムに組み込まれていました。レクリエーションには、クリスマスにちなんだ映画当てクイズもあり、手を挙げた生徒が前に出て問題に答え、正解したらお菓子を貰えるというもので、教職員も、保護者も一緒になって楽しむことができました。
また、高学年はクラスごとの発表に加え、友達同士での発表もあり、様々なパフォーマンスが続くとても賑やかなプログラムでした。クラスごとの発表では、ロシア語の歌だけでなく、英語や日本語の歌も歌って踊り、友達同士では、ジョージアの伝統芸能や、自作の漫才を披露した生徒達もいました。
藤井風さんの『まつり』を歌って踊っている様子。振り付けも構成も生徒が全部自分達で考えました。
私が担当している9,10,11年生のクラスは、私が生まれ育った沖縄の伝統芸能エイサーを披露しました。
毎週一回、私の訪問日に、授業の半分の時間と、放課後に練習の時間を取って練習してきました。彼らにとってエイサーの動きは、これまでやってみたことのない動きで、私の動きを真似するのも、それを覚えるのも難しいものだったと思います。それでも、授業内でとれる時間以外でも着々と練習を進め、本番当日を迎えました。
パーランクー(太鼓)とバチは自分達で作った手作り、頭には皆お揃いのはちまきを巻き、「イーヤーサーサー」の掛け声も。とても迫力のある演技で、みんな、とってもかっこよかったです。
保護者の方々も、子供達の晴れ姿を暖かく見守っていました。そして私も、生徒達がこれまで練習してきた演技を親御さんや他の生徒、先生方の前で少し緊張しながらも、一生懸命披露している姿にとても感動しました。なにより、子供達自身が学芸会を楽しんでいる空間に一緒にいることができ、同じ時間を共有できてとても幸せでした。
天才学校の先生方も生徒達のために会場を綺麗に飾りつけたり、生徒達が喜ぶ出し物を用意したりと、生徒も親御さんも先生方もみんながハッピーな気持ちになれる、素敵な学芸会となりました。
真ん中は、先生がジェット・マロース(ロシア正教のサンタクロース)の恰好をして登場したときの写真。