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こんにちは。キルギス日本センター(KRJC)学生インターンの仲宗根佳南です。
「キルギス天才日本学校」は、キルギスの首都ビシュケクにある日本式教育を取り入れた私立学校です。紹介記事第6号目となる今回も、天才学校の生徒達の様子を紹介していきます。
私が天才学校に訪問するのは週一回で、毎回、授業の冒頭に日本文化の紹介を行います。この日は、年明け最初の授業だったので、日本のお正月についてのプレゼンテーションを行いました。日本のおせち料理の紹介や年越しそばのお話、お寺や神社でお参りをすること、そして鏡開きについても紹介しました。
生徒達はおせち料理に興味津々で、写真を見せると「これはなに?!」と沢山の質問をしてくれました。天才学校の生徒は、私がプレゼンテーションをするといつも沢山の質問をしてくれます。予想外の質問に、答えるのが難しいこともありますが、日本文化に興味を持ってくれて、わくわくした目で私の話に耳を傾けてくれて、いつも心が温かくなります。
午後の8年生のクラスでは、漢字の復習を行いました。天才学校では、一年生からカタカナ・ひらがなの学習がはじまります。今回、このクラスは「目」「耳」「口」「足」の漢字の復習でした。一人ずつ前に出てきて、黒板に漢字を書いていきます。先生が生徒達の漢字をチェックするのと同時に、生徒達がお互いに漢字を見直し合ってみんなで授業を進めていきました。
そして放課後は、同じく8年生の生徒5人と一緒に日本語の歌の練習をしました。週末にKRJCで行われる新春書き初めイベントでカラオケ部門があり、彼らはそこで日本の音楽の授業で習う「believe」を披露することになっていました。
この日は、歌詞カードを一緒に確認したり、音程やリズムを合わせたりと、どんどん完成に近づけていきました。歌詞の中の “I believe in future”の部分は日本語だと、「アーイビーリンフューチャー」と発音しますが、天才学校の生徒達のアメリカ英語の“I believe in future”という発音から、日本語らしく「アーイビーリンフューチャー」と発音するのに苦戦していました。
いつも、日本文化の紹介や、一緒に歌の練習をすることを通して、天才学校の生徒達が日本にとても大きな魅力を感じていることが伝わってきます。そんな生徒達に、もっと日本に興味を持ってもらえるよう、そして将来日本へ行きたい!と思ってもらい、日々の日本語学習のモチベーションを高めてもらえるように、サポートしていきたいと考えています。