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今回は、神戸市外国語大学からのインターン生であり、1年間にわたりキルギス日本人材開発センター(KRJC)で活動した加藤万璃子さんにインタビューを行いました。KRJCでの経験やキルギスでの生活について、また今後の目標についてお話を伺いました。
1. インターンを開始したのはいつですか?また、キルギスに来たときの最初の印象を教えてください。
KRJCのインターンは2024年3月1日に始まりました。3月でしたが雪があって、とても寒い国なのかなと思いました。空港からビシュケクまでの道を車で行っているとき、日本で見たことがない種類の木を見て驚きました。それと、車が道路の右側を走っていて驚きました。
2. インターンの主な目的は何でしたか?その目標は達成できましたか?
インターンシップの目的は、自分自身のロシア語力向上と、キルギス人に自分が好きな日本文化や日本語について興味を持ってもらうことでした。大学でのロシア語の授業を受けたことや、大学の日本語の授業をたくさん担当したことでこれらの目的は達成できたと思います。

3. インターン中の主な業務内容は?また、最も役立った経験は何でしたか?
日本語の先生、イベントの準備や運営、ロシア語コースやスタディツアーのお手伝いなどを行いました。日々の日本語の授業は、たくさん準備をして授業をしていました。学生が楽しそうに授業を聞いてくれることがとても嬉しく、印象的でした。わたしもロシア語を頑張ろうと思いました。

4. ロシア語のレベルはどのように変化しましたか?また、新たに身につけたスキルはありますか?
キルギスに来た当初はロシア語がほとんど話せませんでしたが、1年間の経験を通じて、簡単な会話ができるようになり、リスニング力や語彙も増えました。また、授業の進め方やイベントの運営方法を学び、日本文化を効果的に伝えるスキルも身につけることができました。
5. どのような文化交流イベントに参加しましたか?最も印象に残ったイベントは?
KRJCの1年間に行われる全てのイベントに参加することができました。特に、初めてのイベントだったさつき祭と最後のイベントだった大阪デーはどちらも準備がとても印象的で、1年間の成長を感じることもできたと感じます。
6. キルギスの文化や習慣で驚いたことはありますか?
日本とキルギスは国民の顔は似ていますが伝統や習慣は全く異なるもので、面白いと思うことやなぜだろうと思うことが多かったです。個人的には、キルギス人は結婚する年齢が日本人に比べて早い人が多いことに驚きました。日本語を教えている学生の中で、今日は結婚式だから来ませんという学生がいたことが印象的でした。
7. キルギス国内を旅行しましたか?
イシククル周辺には10回以上行きました。チョルポンアタ、バルクチ、カラコル、ボコンバエワなどです。夏は泳いだりフェスに行ったりしました。冬はスキーをしました。ほかにもカラバルタ、トクモク、ブラナ、ナリン、ソンクル、ケルスーなどにも行きました。

8. インターンの経験は今後のキャリアにどのように影響しましたか?
インターンシップを通して新しいことをたくさん経験することができました。特に、自分が学生である間に日本語を教えるという経験ができたことは本当に貴重でした。帰国後には日本語の教授法について更に詳しく勉強できたらと思っています。
また、キルギス滞在中に出会った日本人の皆様の普段のお仕事のお話も聞くことができ、外国で働く日本人の姿が身近にあったことで自分の将来についてよく考えることができました。お話を聞くことで、将来の新たな目標も見つけることができました。キルギスに来てインターンシップをしたり生活したりすることで私の将来に対する考え方や計画は大きく変わったと言えます。
9. これからインターンをする人たちにアドバイスはありますか?
自分の行動によってキルギスで体験できることは大きく変わります。やってみたいことは積極的に伝え、日本とキルギスの繋がりのために何ができるのかをよく考えることでインターンシップをより良いものにできます。それに、インターンシップでキルギスに長期滞在することになると思いますが、インターンシップの仕事だけでなく、多くのキルギス人や日本人と関わったり、文化体験をしてみたり、旅行をしてみることで世界の中のキルギスや日本を客観的に知ることができるので、仕事も仕事外のこともアクティブに活動してみてほしいです。

加藤万璃子さんのインターン経験は、彼女自身にとっても、共に働いた人々にとっても貴重なものになりました。今回の経験が、加藤さんの今後のキャリアや成長につながることを願っています。インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。これからも、KRJCのプログラムに多くの人が参加し、異文化交流の機会が広がることを期待しています。