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皆さんこんにちは KRJCインターンのひろみといいます。
私は神戸市外国語大学のロシア学科の学生で、キルギス国立大学(Кыргызский национальный университет=КНУ)に交換留学する傍ら、KRJCでパートタイムインターンとして活動しています。
今日は留学生活についてお話します。
キルギスでのロシア語留学を考えている方に向けて、何かお役に立てればと思います。
キルギスを選んだ理由
数年前からロシアによるウクライナ侵攻の影響でロシア留学が非常に難しくなっています。
その影響により、旧ソ連圏でロシア語が広く広まっている中央アジアや東欧に留学するパターンが増えています。
現在私の通う大学ではロシア学科の留学先としてカザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、ブルガリアの4つがあります。
その中で募集がかかったタイミングが良かった事と、元から中央アジアに興味があった為この大学に留学を決めました。
留学準備
私の大学では交換留学先とのやりとりは大学側が請け負って下さったので、留学の準備で行ったのはビザの申請書を書いたことくらいでした。
自分でもКНУの担当者と連絡を取るように言われ何度かメールを送りましたが、担当者からはメールが返ってくることはなかったです笑。
大学同士のやりとりもかなり返信がまちまちだったようで、さっそく旧ソ連の洗礼を受けていました。
晴れた日の大学
授業や学校生活
私はФакультет русской и славянской филологииに所属する3年生です。
授業は8時30分〜12時50分。1コマ80分で1日3コマ受けます。前期の授業は文化、言語学、インターネット言語学、ロシア語、哲学、自然科学、英語の7つが行われていました。ロシア語の授業は週3か4コマで、それ以外の授業は週2コマあります。
授業は学期ごとに新しくなるようです。授業や試験、宿題の連絡はWhatsAppで行われます。
授業のレベルは宿題と予習をしておけば理解できると思います。
施設
私の学部の建物は教室と食堂だけですが、他の学舎になると大きな体育館や図書館など施設がそろっています。学舎ごとに図書館が分かれているので、書庫にある本の分野も異なります。食堂は定食のようなセットはなく、エジェに欲しいものを注文して払うビュッフェ形式です。キルギス料理や海苔巻き、ピザ、パン、ケーキなど様々なメ二ューがあります。値段も300ソム以下でお手頃価格です。
安くておいしい食堂のラグマン
クラブ活動は私が知る範囲だと、毎週土曜日にあるロシア語を話す会が存在しています。トイレには紙がないのでトイレットペーパー持参必須です。
試験
試験内容は大体2週間前から発表され始めます。口頭と筆記試験の2種類が存在します。あらかじめ質問が設置されている科目もあれば、10~15のбилетから1つ選び解答するスタイルもあります。体感としては日本より試験の難易度は易しいです。
口頭の試験だとбилетを選んでから答えを準備する時間まで与えられます。試験は1学期間に3回あり、модульというミニテスト期間が2回と、期末試験が1回あります。
言語学のбилетの例
ここまで大まかに大学の様子について述べてきました。最初は慣れない環境で戸惑うこともありました。時間がたてば慣れるので、あまり気に追わなくても大丈夫だともいます。
ご覧いただきありがとうございました!