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キルギス天才日本学校の紹介#7
February 7, 2023
キルギス天才日本学校の紹介#7

 こんにちは。キルギス日本センター(KRJC)学生インターンの仲宗根佳南です。

 キルギスの首都ビシュケクにある、日本式教育を取り入れた私立学校「キルギス天才日本学校」の紹介記事、今回は、英語落語家のちよこまさんをお招きし、8,9,10,11年生を対象に英語落語のイベントを行った日の様子を紹介していきます。

 

 生の落語を見るのは初めてだった生徒達にちよこまさんは、まず初めに落語の説明から始めました。落語で使うのは、手ぬぐいと扇子と、イマジネーション。中でも一番大切なのはイマジネーションで、手ぬぐいと扇子はなんにでもなるのだと説明しました。そして、記念すべき最初のお話、「じゅげむ」をお話してくださいました。日本人ならほとんどが知っているじゅげむのお話は、天才学校の生徒達にも伝わり、みんな楽しんで聞いていました。

 

 また、このイベントはちよこまさんの英語落語を聴く時間だけでなく、ワークショップのような形で、生徒がアクティブに参加できる時間も用意されていました。生徒達も座布団の上で正座をしてみたり、手ぬぐいと扇子を使って実際にみんなの前で小話をしてみたりと、貴重な機会が盛りだくさんで用意されていました。

 

 最後のちよこまさんへの質疑応答の時間では、生徒達から沢山の質問があがり、プログラム終了後には、ちよこまさんの元に生徒が駆け寄り、写真撮影やお話をしていました。綺麗な着物をお召しになったちよこまさんに「とても綺麗です」と照れながらも伝えている生徒達もいました。

 

 今回のイベントが英語で実施されたように、天才学校の生徒達は、充実した英語教育を通してほとんどの生徒が流暢な英語を話します。幼いころからロシア語とキルギス語、二つの言語が混ざり合う環境で育つ子供達は、言語習得能力がとても高いと感じています。日常生活においては、ロシア語とキルギス語を両方使い、学校では英語に加えて日本語も勉強し、たいへん 速いスピードで修得していく。彼らの学ぶ姿を見ていて、とても凄い能力だなと思っていますし、その能力を日本語の学習に向 けてくれているのはとても嬉しいなと感じています。

 今回のイベントのように、色々な日本の文化に触れて、沢山の日本人と関わり合うことで、さらに日本に興味を持ってもらえたり、日本語の勉強をさらに頑張ろう!と思ってもらえたらいいなと思っています。

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